脳神経外科
脳神経外科は平成12年(2000年)4月に神経内科(脳血管内科)とともに開設されました。以来、佐賀西部から長崎東部地区の脳卒中、頭部外傷、脳腫瘍、脊髄疾患の治療を担って参りました。
特に急患は24時間受け入れ、放射線科と麻酔科の協力のもと緊急検査、緊急手術が迅速に行える体制になっております。
また近年各種モニタリングシステム、Zeissの最新型顕微鏡を導入しており、難易度の高い手術も安全確実に行っております。
特に急患は24時間受け入れ、放射線科と麻酔科の協力のもと緊急検査、緊急手術が迅速に行える体制になっております。
また近年各種モニタリングシステム、Zeissの最新型顕微鏡を導入しており、難易度の高い手術も安全確実に行っております。
脳卒中に関しては毎朝神経内科と合同カンファレンスを行い、高い診療レベルで患者の治療を行っており、さらに佐賀県脳卒中連携パスを利用して回復期医療機関と密に連携することで、患者さんの早期の回復に努めております。
診療内容
専門的治療(手術)を行っている代表的な疾患
A) 脳卒中 | 脳梗塞予防のための血行再建術(バイパス術) 頸動脈狭窄症に対する頸動脈内膜剥離術 未破裂脳動脈瘤に対するクリッピング術、コイル塞栓術 くも膜下出血に対するクリッピング術、コイル塞栓術 脳動静脈奇形、脳出血など |
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B) 脊椎脊髄疾患 | 椎間板ヘルニア、頚椎症、靱帯骨化症、脊髄腫瘍など |
C) 脳腫瘍 | 髄膜腫、下垂体腫瘍、聴神経腫瘍、グリオーマなど |
D) 外傷 | 脳挫傷、脳出血、骨折、硬膜外血腫、硬膜下血腫など |
E) 機能的疾患 | 顔面痙攣、三叉神経痛、舌咽神経痛に対する神経血管減圧術 |
特 徴
A) | 脳卒中医療はチーム医療の時代であり、脳内科と一致協力して高いレベルの診断と治療を提供している。 |
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B) | 脳卒中地域医療および救急医療の核となって、地域医療機関との連携を深め、入退院や転院および救急を迅速かつ円滑に行っている。 |
C) | 脳疾患専門病棟が平成15年6月に完成した。 最重症疾患対応可能な集中治療室を併設し、脳専門医(内科/外科)および脳専門ナースによる専門的医療を行っている。 |
「日本脳神経外科学会データベース研究事業」に協力しています
J-ASPECT Study、NHO研究に参加しています
スタッフ紹介
宮園 正之 |
外科系診療部第二部長(脳神経外科部長)
昭和61年卒
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専門・所属等 日本脳神経外科学会専門医・指導医 日本脊髄外科学会認定医 日本脳卒中学会専門医・指導医 日本脳卒中の外科技術指導医 臨床研修指導医 身体障害者福祉法第15条第1項の規定による指定医師(脳神経外科) |
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脳血管障害、脳腫瘍、脊椎脊髄、機能外科と幅広く脳神経外科疾患に対応しておりますので何かありましたら気軽に電話して頂けたら幸いです。 |
土持 諒輔 |
脳神経外科医長
平成21年卒
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専門・所属等 一般社団法人日本脳神経外科学会脳神経外科専門医 一般社団法人日本脳卒中学会認定脳卒中専門医 医学博士 |
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患者に寄り添った最善の治療を考えていけるように診療を心がけます。脳神経のことなら何でもご相談ください。 |
岸川 顕 |
脳神経外科レジデント
令和3年卒
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専門・所属等 |
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地域の皆様のお役に立てますよう尽力致します。 |
診療実績
2018年度~2020年度(2018.4~2021.3)
入院患者数 618名、手術件数 242件
- 脳血管障害:73(脳動脈瘤開頭クリッピング術30、脳動脈瘤コイル塞栓術6、CAS 1、CEA 4、開頭血腫除去術22、その他10)
- 脳腫瘍:22(開頭腫瘍摘出術20、経鼻的手術2)
- 頭部外傷:101(急性硬膜外血腫1、急性硬膜下血腫3、慢性硬膜下血腫93、減圧開頭術2、頭蓋形成術2)
- 水頭症:17
- 神経血管減圧術:1
- その他:28(頭蓋形成術10など)