院長挨拶このページを印刷する - 院長挨拶

ご挨拶

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 令和元年6月より独立行政国立病院機構嬉野医療センターは九州新幹線嬉野温泉駅(仮)の直ぐ西側に新築した病院での診療を始めました。旧病院から新病院への移転に付きましては、近隣の診療所、病院、患者さんや地域の方々のご協力を頂戴して、何とか無事予定の搬送移転を済ますことができましたこと、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
 

 新病院での診療が始まり、これまでと何処が違うのか?何が変わったのか?と疑問を持たれる方もおられるのではないかと思っています。例えば救急外来室が広く明るくなったとか、救命救急センターが12床になったとか、集中治療室が8床になったとか、手術室が7室に増えたとか、内視鏡室が広くなったとか、血管造影室が二つに増えたとか、屋上にヘリポートがあるとか、そして、歯科口腔外科ができたとか、変わった所はたくさんございます。しかし、より重要なのは全ての嬉野医療センタースタッフにあると思います。職員ひとり一人が「ひとり一人を大切に」する気持ちを持つことではないかと思っています。先日、看護師面接試験で「あなたにとって最も大切なものは何ですか?」という質問を致しました。受験者の一人が“私にとって最も大切なものは家族です”と答えました。そうです、職員みんなが患者さんを自らの家族と同じくらいに大切に思えたら、素晴らしい医療が可能になるのではないかと思います。
 

 さて、新病院では“緩和ケア病棟”を新設致しました。病院の最上階で嬉野の街が一望できる病室です。医療の本質とは何でしょうか?私は身体的にも精神的にも何らかの苦しみを抱えている皆さんが求めている手、何かしら探している手をしっかりと握ってあげて応えることにあるのではないか?と思っています。医療の目標は生命を救うことで有り、患者さんを病気になる前の状態に戻してあげることにあります。しかし、誰しも生命には限りがあり、いつしか自身の生命が果てる事を覚悟しないといけない時があります。私自身がその立場になった時に冷静にその現実を迎え入れることができるかどうかは、甚だ疑問です。きっと多くの葛藤があるに違いありません。でも、次第に弱ってしまって、最後を覚悟しなければならなくなった時には安らかな思いで迎えたいと思います。皆さんにとってもその人なりの人生がある様に、その人なりの最後というものがあると思います。その人なりの最後をできるだけその人らしく迎えられることができたならば・・・
 

 新設の緩和ケア病棟はこれまでと違った角度から「一人ひとりを大切に」にしながら、皆さんに寄り添って医療の提供を行います。
 

 世の中は、随分とめまぐるしく変わってきている様に思います。人々の価値観も非常に多様になってきています。時代の変化に従いながら、嬉野医療センターはこれまでもこれからも医療を通じて皆さんとの絆を作っていきたい、と強く念願しています。

令和元年 8月吉日
嬉野医療センター 院長 河部庸次郎

基本理念

基本理念
医療は患者さんの為のものであり、安心で安全な医療の実践が必要である。
ひとり一人を大切にすることは、この医療の実践に重要である。
この「ひとり一人」は、患者さんのみならず当院に関係する全ての人たちを指し、ひとり一人が大切にされることによって、ひとり一人が周囲を大切にする。
このようにして、当院は人命を尊び人格を敬って医療に携わっていくものである。

運営方針

  1. 迅速で質の高い医療
  2. 安全で安心な医療
  3. 地域医療構想に基づく医療
  4. 患者さんの権利を重視した医療
  5. 適切な病院機能の更なる継続
  6. 経営基盤の確保と新病院建設
  7. 将来を担う医療人の育成
  8. 臨床研究と治験による医療への貢献