茶々っとニュースNo.30
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緩和ケア認定看護師の活動報告
私は、2021年度から緩和ケア認定看護師として活動しています。
緩和ケア認定看護師には、患者さんの苦痛を身体面・精神面・社会面・スピリチュアルの視点で全人的に理解し、QOL を向上させるための専門性の高い看護実践を行う役割があります。
患者さんに対して、まずは、疼痛コントロールができるように関わりました。その患者さんとの関りの中で、「家に帰りたい。家に帰って趣味をしたい。」という希望を確認しました。主治医や病棟看護師、MSW・退院支援専従看護師、地域の訪問看護師等と連携し、自宅退院に向けて準備をすすめ、自宅退院を実現することができました。
外来でお会いした際、「家で趣味のことができて良かった。家に帰れて嬉しい。」という発言が聞かれました。
人それぞれ価値観や生活背景が異なり、その人が大切にしたいことも様々です。その人を知り、なるべく早く苦痛を軽減し、その人らしい生活ができるように努力しています。
緩和ケア認定看護師には、患者さんの苦痛を身体面・精神面・社会面・スピリチュアルの視点で全人的に理解し、QOL を向上させるための専門性の高い看護実践を行う役割があります。
<ある患者さんとの関りを通して>
60 歳代男性の患者さんを担当することになりました。病状が進行し、がんに対する積極的な治療は難しくなり、緩和ケア主体の治療の希望がありました。入院時は歩行ができ普段通りの生活ができていましたが、痛みが出現するようになり、だんだんとベッド上で生活する時間が増えていきます。患者さんに対して、まずは、疼痛コントロールができるように関わりました。その患者さんとの関りの中で、「家に帰りたい。家に帰って趣味をしたい。」という希望を確認しました。主治医や病棟看護師、MSW・退院支援専従看護師、地域の訪問看護師等と連携し、自宅退院に向けて準備をすすめ、自宅退院を実現することができました。
外来でお会いした際、「家で趣味のことができて良かった。家に帰れて嬉しい。」という発言が聞かれました。
人それぞれ価値観や生活背景が異なり、その人が大切にしたいことも様々です。その人を知り、なるべく早く苦痛を軽減し、その人らしい生活ができるように努力しています。
文責:緩和ケア認定看護師 山本 愛