看護師特定行為研修このページを印刷する - 看護師特定行為研修


看護師特定行為とは

診療の補助であり、看護師が手順書により行う場合には、実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が特に必要とされる行為と定義されている。

看護師特定行為研修とは

特定行為は、診療の補助であり、看護師が手順書により行う場合には、実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が特に必要とされる行為です。特定行為には、21区分38行為が指定されており、「共通科目」と「区分別科目」の研修を修了し、修了認定を受け、特定行為を実施することができます。当院では救急パッケージの研修を行っています。
 

救急パッケージとは

  • 呼吸器(気道確保に係るもの)関連
  • 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
  • 動脈血液ガス分析関連
  • 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
  • 精神及び神経症状係る薬剤投与関連
 

手順書とは

医師又は歯科医師が看護師に診療の補助を行わせるために、その指示として作成する文書であって、「看護師に診療の補助を行わせる患者の病状の範囲」、「診療の補助の内容」等が定められているものです。具体的に、手順書の記載事項としては、以下の事項となります。
  1. 看護師に診療の補助を行わせる患者の病状の範囲
  2. 診療の補助の内容
  3. 当該手順書に係る特定行為の対象となる患者
  4. 特定行為を行うときに確認すべき事項
  5. 医療の安全を確保するために医師又は歯科医師との連絡が必要となった場合の連絡体制
  6. 特定行為を行った後の医師又は歯科医師に対する報告の方法

当院の研修について

次年度準備中
 

研修の様子

【開講式:R5年5月18日】2名の研修生が受講しました。
開講式


【研修開始】
開講式後オリエンテーションを受け、臨床病態生理学より、eラーニングで講義を受講し、演習、実習を行いながら、共通科目(5月下旬から10月上旬)、区分別科目(10月下旬~3月)を行っています。
研修開始


【実習】
救命病棟で特定行為についてのプレゼンテーションや回診での患者アセスメントの意見提示をしているところです。(9月頃)
実習
 

【OSCE】
OSCE試験は外部評価者と内部評価者で評価を受けます。練習した成果を発揮しています。(10月下旬と11月上旬)
OSCE


【修了式:R6年3月28日】沢山の方々に支援して頂きながら、修了式を迎えました。
修了式

特定行為修了者の活動

当院には、現在特定行為修了者は、6名在籍しています。うち救急パッケージ5名、臨時の抗菌薬投与、脱水に関する特定行為を取得した感染管理特定認定看護師1名です。

特定行為研修修了後、院内で安全に特定行為を実施できるように、約半年はトレーニング期として計画に基づき指導医のもと、実践を積みます。また反復学習や自部署での学習会を行っています。特定行為が安全にできると判断されれば、許可書をいただき実践期に入ります。許可書認定項目については、実践期として活動していきます。

また看護師特定行為研修指導者として、演習・実習に参加し研修生のサポートを行っています。自律した活動を行い、組織の一員としてチーム連携を推進できるように取り組んでいます。
 
フォローアップ体制

 

症例検討会

現場における特定行為の課題・手順書の見直しなど2か月に1回行っています。
 

医局会へプレゼンテーション

看護師特定行為について現状の周知やご協力についてプレゼンテーションを行っています。
医局会へプレゼンテーション
 


 
修了生は、特定行為研修の演習担当をしています。
特定行為研修

トピックス研修(看護部の年間研修)を行っています。
トピックス研修

お問い合わせ

看護師特定行為研修担当者
 馬場 ✉ baba.katsue.jb@mail.hosp.go.jp
教育研修係長
 福田 ✉ fukuda.junko.hb@mail.hosp.go.jp

電話:0954-43-1120(代表) 平日 9:00~17:00

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