消化器内科このページを印刷する - 消化器内科

消化器内科の研修について

研修医の修練方針

上部消化管内視鏡検査手技の修得
上部消化管内視鏡検査モデルを使用後、指導医ともに挿入技術、観察力を身につける。
検査日週5日、2例/日
下部消化管内視鏡検査の手技の修得
下部消化管内視鏡検査モデルを使用後、指導医ともに挿入技術、観察力を身につける。
検査日週4日
消化管造影検査



当院消化器内科の特徴

通常観察、拡大観察、NBI観察、超音波内視鏡検査による検査を行っています。
また、内視鏡的粘膜下剥離術を用いた早期癌の治療や、内視鏡的乳頭括約筋切開術による胆道の治療も行っています。
放射線科と協力し、肝細胞癌に対する肝動脈塞栓術・ラジオ波凝固療法・エタノール注入療法を行っています。

プログラム概要

1.一般目標(GIO)

消化管、肝、胆、膵疾患に対する幅広い知識を深め、消化管造影検査、内視鏡検査や治療について手技を取得し、診断できるとともに消化器疾患に限らず内科全体に渡る医療が行える。

2.行動目標(SBO)

  1. 基礎的診察法
    消化器医として必要な基本的診察法を身につけ身体所見を正確に把握できる。
  2. 基本的手技
    1. 注射、採血、導尿ができる。
    2. 簡単な創部の処置が行える。
    3. 直腸指診、浣腸、摘便ができる。
    4. ドレーン・チューブの管理ができる。
  3. 基礎的検査法
    1. 血液、生化、尿、便潜血、穿刺液などの検査データの解釈ができ、病態を理解し、検査の指示ができる。
    2. 腹部単純X線検査の読影ができ、異常を指摘できる。
    3. 消化管の造影法(胃、小腸、大腸)および前処置を理解し、検査に参加し、基礎的読影ができる。
    4. 消化管内視鏡検査およびその前処置を理解し、検査ができ、異常を指摘できる。
    5. 腹部超音波、CT、MRI、血管造影検査の主要所見を読影できる。
    6. 特殊内視鏡検査(ERCP、EIS、EVL)の目的を理解し、検査に参加し、協力できる。
  4. 基本的治療
    1. 薬剤の処方、輸液、輸血の管理ができ、抗生劑の適切な使用ができる。
    2. 胃チューブの挿入と管理ができる。
    3. イレウス管の管理ができる。
    4. 腹水の治療と管理ができる。
    5. 中心静脈栄養法、経腸栄養法を理解し、実施できる。
    6. 減黄治療(PTCD、ERND,ERBD)の目的を理解し、参加できる。
    7. 消化管出血、消化管腫瘍の内視鏡的治療に参加し、協力できる。
    8. 粘膜切開剥離術、ポリペクトミー、乳頭拡張術などの内視鏡的治療の観察できる。
    9. 抗腫瘍化学療法ができる。
    10. 呼吸管理ができる。
    11. 末期癌患者の精神的、肉体的苦痛を理解し、緩和することができる。

3.週間行事

外来
胃内視鏡検査
外来
胃内視鏡検査
外来
胃内視鏡検査
外来
胃内視鏡検査
外来
胃内視鏡検査
大腸内視鏡検査 症例検討会 大腸内視鏡検査
ERCP
EIS
大腸内視鏡検査 大腸内視鏡検査
ERCP

4.備考

学会および認定教育施設:日本内科学会
研修責任者:綱田 誠司